Domestic Conference

開発者に着目したFault-Prediction技術

高井 康勢, 加藤 正恭, 三部 良太, 林 晋平, 小林 隆志

In ソフトウェア・シンポジウム2019 in 熊本 予稿集 (SS 2019), no. 6--1, pp. 1–8, 熊本市国際交流会館, 熊本, June 2019.

ソフトウェア・シンポジウム2019論文奨励賞

Abstract

ソフトウェア開発では,開発の早い段階でフォールト(バグ)を見つけて修正することが重要となる.そのため,潜在的なフォールトの場所を予測するFault-Prediction技術に注目が集まっている.Fault-Prediction技術では,ファイルやモジュールごとに,潜在的なフォールトの存在確率を表す「潜在フォールト率」を算出する.算出した潜在フォールト率が高いファイルやモジュールを重点的にテストやレビューすることで,開発の早い段階でのフォールト発見が可能となる.近年利用が進んでいるFault-Prediction技術では,静的解析ツールで検出できるコーディング規約違反や既知のフォールトの情報を基に,潜在フォールト率を算出する.しかしながら,開発の立ち上げ直後は,潜在フォールト率の算出に利用するコーディング規約違反やフォールトの情報が少ないため,従来技術では潜在フォールト率を算出できない.そこで本研究では,「開発者」が過去に携わったプロジェクトで作り込んだ指摘やフォールトなどの情報を基に,ファイルごとの潜在フォールト率を算出するFault-Prediction技術を提案・評価した.本技術では,開発の立ち上げ直後でも潜在フォールト率を算出できる.企業内のある1プロジェクトで提案手法を評価したところ,本手法で算出した潜在フォールト率が高い上位25%のファイルに,全フォールトの約6割が含まれることが分かった.提案手法により,潜在フォールト率が高いファイルから順にテストやレビューを実施することで,開発の早い段階でのフォールトの発見・修正が可能となる.

BibTeX

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    author = {高井 康勢 and 加藤 正恭 and 三部 良太 and 林 晋平 and 小林 隆志},
    title = {開発者に着目したFault-Prediction技術},
    booktitle = {ソフトウェア・シンポジウム2019 in 熊本 予稿集},
    pages = {1--8},
    year = 2019,
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Type
Domestic Conference
Conference
SS 2019
Location
熊本市国際交流会館, 熊本
Presented
June 6, 2019
Volume / Pages
no. 6--1, pp. 1–8